『学級委員に、なりました。』episode39【あらすじ&感想】

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学級委員に、なりました。 学級委員に、なりました。
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web漫画/学級委員に、なりました。【第39話あらすじ&感想】~異業種交流会レポート~

学級委員に、なりました。【episode39】 を一言で

前島くん直伝、バッティングのコツ

学級委員に、なりました。【episode39】の あらすじ

「愛花もソフトだよな、キャッチボールとか、する?」
少し離れたところから、グローブを持った修也が声をかけた。愛花は持っていたボールを、キュッと握りしめた。

…修也

誘ってくれた修也だったが、ソフトボールは得意ではなさそうだ。
「俺あんましやったことないんだけど」
「修也、体育サボりがちだったしねー、まぁあたしもソフトはあんまり」
会話をしながら、修也は愛花のすぐそばまで近づいてきた。
「あ、でも前島くんにバッティングのコツとかきいてきたよ」
「前島?」
「俺の前の席の人、野球部なんだってー」
修也はさらっと言った。ちなみに、その前島くんは、この時間は部活中で、この場にはいなかった。

「やってみる?」
といい、修也は愛花にバッドを持たせた。
「…うん」

修也のレクチャーが始まった。
「前島くんの教えによると…脇はしめて力みすぎず、ボールをよくみてとにかく思い切り振る…だったかな」
前島くんは、修也に言っていた。初心者のアドバイスならそんな感じで、こわがらずにどんどん振れば、と。修也は、ありがとーと前島くんにお礼を言ったのだった。

「…あと、持つ手、逆な」
修也はそう言って、愛花の手をとって、握り方を変えさせた。修也に触れられて、愛花はドキッとする。
「俺も持ち方わかんなくてさー」
前島くんに教えてもらったのだ。
***

先ほどの教室。前島君のアドバイスを一通り聞いた後に、
「ところでバットはどうやって持つの?」
修也の無邪気な質問に、
「…そこからだったかー」
と前島くんは、たじろいだ。

***

…修也

愛花は、バッドを握りしめた。
「えー、修也くん教えてるの?すごーい」
「うちらもソフトなんだ-、一緒に教えてよ!」
肉食女子たちが近づいてきた。

「や、俺は人に教えられるような腕前じゃないんだけどー、前島くんのアドバイスなら…」
修也が、肉食女子たちに言う。
「前島くん?」
「誰?」
肉食女子も前島くんを知らないようだ。
「野球部の前島くん、俺の前の席の人」
「へー、じゃあ前島くんのアドバイス教えて!」

愛花は、出たな、肉食女子、と思いながらも、一方では別の気持ちもあった。

…でもいまは

修也と二人にならない方が助かる

じゃないと飲み込みかけた気持ちが

また…

***

「ねえねえ、修也くん打ってみてよ」
「修也くんの打つとこ見てみたーい」
肉食女子たちがリクエストする。
「ちょっと誰か投げてー!」

少し離れたところで、永斗が、フットサルの練習をしていた。
「わー、永斗、シュートいけー」
と、活躍していた。
「なになに?おもしろそー!俺やるー!!」
永斗はそう言って、よそ見しながら、ボールを蹴った。サッカーボールは、ズバッとゴールネットに突き刺さった。
「おおー、あいつよそ見しながら決めたぞ」
「じゃ、ちょっと向こう行ってくる―」
永斗はそう言うと、フットサルの練習からさくっと抜けてしまった。

そして、ソフトの練習に混ざろうと、修也に近づいてきた。
「つか永斗、バレーじゃなかったっけ?なんでフットサルしてんだよ」
と言う修也に、永斗はにゃははと笑いながら答える。
「おもしろそうだったからまぜてもらってた」

***

「よーし…んじゃ、いっくぜー!」
と言いながら、永斗は、ソフトボールを投げる。修也は、バッドを構えながら、前島くんが言った事を反芻する。とにかく思いっきり振る…っ。

スパン

スパン

スパン

「あっれー」
と修也。
「修也、さんしーん」
永斗は、指をさしながら、ひゃー!!と笑った。
「もっかい!もっかい!くっそ!」
修也がムキになったその時だった。

「キャー修也くん三振してる~、かわいいー」
「もっかいだってー」
「必死になっててかわいいー」
と、キャーという肉食女子たち。

「なんで三振して女子にきゃっきゃされてんの!?」
と永斗が驚く。
「よし、次俺打つ、誰かピッチャー交代して!!」
という永斗に、修也が呆れて
「つかお前バレーじゃん。もういいかげんバレーの練習しろよ」

ToBeContinued

あらすじの続きはこちら

『学級委員に、なりました。』episode40【あらすじ&感想】

前話はこちら→『学級委員に、なりました。』episode38【あらすじ&感想】

学級委員に、なりました。【episode39】の 感想

何気に永斗はハイスペックなんですよね。スポーツも万能みたいです。逆に、主人公の修也は、スポーツ万能ってわけではないみたいですね。体育は面倒だからサボるけど、いざとなったらすごい、とか、少女マンガにありがちな設定ではなかったですね。

愛花が、気持ちの整理がついて、修也の前で素直に笑えるようになるといいな、と思いました。

前島君、親切に教えてくれていい人ですね。でも、みんな、前島君のこと知らないって、影が薄くてかわいそう・・・です。

『学級委員に、なりました。』とは

WEB漫画アプリ「comico」にて2016年~連載。作者はノエノ。

学級委員になったふたりとその周囲の人たちの物語。

【登場人物の紹介はこちら】

『学級委員に、なりました。』【登場人物の紹介】

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