『学級委員に、なりました。』episode21【あらすじ＆感想】

学級委員に、なりました。

2018.04.19 2018.04.15

web漫画/学級委員に、なりました。【第21話あらすじ＆感想】～異業種交流会レポート～

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学級委員に、なりました。【episode21】を一言で

修也、美紅ちゃんの嘘に気が付く

学級委員に、なりました。【episode21】のあらすじ

放課後、2－Dの教室の前の廊下に、愛花の元クラスメイトの女子二人が、たまたま歩いていた。
「ねえ、ちょっとあれ…先生と吉川だよ」
二人の視線の先には、教室の中で、見つめあって話をする小山先生と美紅ちゃんがいた。

＊＊＊

翌朝。教室へ向かう廊下で、修也と愛花が会い、一緒に並んで教室へ向かう。
「愛花、おはよ」
「修也！おはよー、昨日楽しかったね…ジョイワールド」
二人が話していると、去年の元クラスメイトの女子二人にもたまたま会い、近づいてきた。
「ちょっと春原！」
「この前話した噂―、あれガチかもよー！」
二人ははしゃいでいた。
「噂？」
愛花の横で、修也が聞く。
「…あ」
愛花は少し心配そう。
「ウチら見ちゃった！」
「昨日の放課後、教室で二人きりの先生と吉川！」
二人は、きゃっきゃと話す。
「お互い見つめ合っててさー」
「あれはやばいよ～」
いい雰囲気だったよね～、と二人は話していた。そして、友達が廊下の先に美紅ちゃんが歩いてきたことに気が付いた。
「あ、本人来た」
「大人しそうな顔してすごいよねー」
そう言いながら、２人はパタパタと走って行ってしまった。すれ違う美紅ちゃんは、２人の様子に不思議そうな顔をしていた。

「…美紅ちゃん」
修也は、廊下を歩いてきて、教室の前まで来ていた美紅ちゃんに話しかける。修也の後ろには、愛花もいた。
「昨日の放課後、先生と一緒にいた？」
びっくりしたように、美紅ちゃんは修也を見て、そして、重たい口を開いた。
「………先生に仕事を頼まれていて…教室で一緒に…」
「…俺には、学級委員の仕事ないって言ってたよね…それ、嘘だったの？」
修也の言葉に、美紅ちゃんは少し怯えた顔をする。
「……っ……ごめんなさい…」

修也の頭の中には、愛花の言葉が再生される。

「先生狙いなんだって」

「修也に嘘ついたのかもしれないじゃん」

「修也のこと、先生に近づくのに邪魔だって」

「ほんとは思ってるかもよ」

美紅ちゃんの言葉も思い浮かぶ。

「自分を変えて、クラスの一員になりたくて…」

修也は、美紅ちゃんに言った。
「…じゃあ、いままで話したことも嘘？」
美紅ちゃんは、何かを話そうと口を開けたが、HRの時間になっており、もう教室に先生が来ていた。
「…あのっ」
「ほらみんな、席につけー」
そして、廊下で話す美紅ちゃんと修也、そして修也の後ろにいた愛花の三人にも話しかける。
「ん？お前たちも教室入れよー、出席とるぞー」
3人は、黙ったまま教室に入る。修也がまず、ドアをくぐる。修也の表情をみて、愛花は浮かない顔になる。続いて愛花も教室に入る時、まだ廊下にいた美紅ちゃんをちらっと見た。美紅ちゃんは、右手のこぶしをきゅっと握りしめたまま、立ち尽くしていた。

先生が出欠をとる間、修也は、美紅ちゃんの言葉を反芻していた。

「嘘だったの？」

「…ごめんなさい」

「じゃあいままで話したことも嘘？」

…学級委員になった理由も、本当は先生狙い…？

修也は席に座ったまま、うつむいて、独り言を言う。
「……………………きっつー…………美紅ちゃんに嘘つかれんの…マジできついわ…」

To　Be　Continued